おの潤三ビジョン


「縮む社会」に合わせてスリム化しなければ、まちが持ちません。

■3000人の市職員が高いモチベーションで生産性の高い仕事をできるかどうかで、まちの未来が左右されます。地味なようで実は最も重要なのが、市役所の「構造改革」です。

■業務の効率化、予算編成プロセス改革、人材マネジメント改革がポイントです。DX(デジタルトランスフォーメーション)は市が旗振り役となり、市内各分野での展開を進めます。

■1300公共施設を半減させなければ、市の財政が持ちません。平成28年から7回一般質問し、ようやく個々の施設のあり方を議論できる段階に来ました。

■何をなくし何を残すのか。市民の皆様の理解は得られるのか。どの水準まで削減すれば持続可能なのか。ここから先も議論を主導し、最適化を実現します。

■全国と比較し料金水準が高い上下水道の改革に挑みます。

社会は縮んでも、くらしやすさは増すいわきに。

■医療センターの開業、医師招聘策などにより、医師不足は少しずつ好転しています。

■ポイントは、小中学生の頃から医師志望者を育てる人材育成事業。医療への「志し」を持ってもらうこと、医学部合格に向け学力をつけること、学費などの資金を援助するなどの総合パッケージで、「自前の医師」を生み出す仕組みを支援します。

■昨年の台風13号は大きな被害をもたらしましたが、令和元年東日本台風に比べ対応は迅速でした。東北大などによる検証委員会の知見を踏まえ、「次の災害」への備えが必要です。市民の生命を守ると共に、家屋、自動車、インフラへの被害を最小限に留める対策を進めます。特に「流域治水」を流域ごとに進めます。

■路線バスが苦境に陥っています。路線バスはは市内の拠点間交通を担い、都市部の域内交通はデマンド型(オーダーを受けて運行するもの)での整備が必要です。

■高齢者など交通弱者の綿密なニーズ調査が必要と訴え、令和6年度に小名浜での調査事業が実現しました。今年度はそれを進めます。

人口が減っても「産業力」「都市力」で活力は生み出せます。そして、すべてのベースは「人」。

■産業のプレイヤーは民間です。市内事業者が足腰の強い経営力を持つため、企業の成長フェーズに合わせ、①創業、②稼ぐ力の向上、③事業承継をきめ細かく支援します。特にいわきをスタートアップのメッカにすべきです。

■「風力発電の地場産業化」「カーボンニュートラル」による新産業の展開を図ります。

■小名浜港はいわき市の財産です。国県市の連携で整備・利活用を進めます。

■水産業は「常磐もの」ブランドを最大限に生かす戦略を。漁獲から流通、消費に至る産業全体の再構築を進めるときです。

■観光分野はコロナ禍が明け、反転攻勢へ。インバウンド、ホープツーリズムは重要テーマ。長年訴えている「データに基づくマーケティング」を構築します。

■旧永井中を舞台に、世界レベルのデジタル人材を育成する「宇宙プロジェクト」が進んでいます。市産業振興部、いわき経済同友会と共にいわきの子供たちを巻き込む取組みを進めます。

■小名浜まちづくり市民会議の一員として小名浜地区のグランドデザインを作りました。次のポイントは①都市力をアップする公共施設再編(支所、市民会館、公民館、図書館、武道館)、②域内交通の構築です。

■常磐地区の市街地再生整備は、いわき湯本温泉郷の再生を賭けたラストチャンスです。「訪れて良かった」と思える温泉のまちを作るため、行政と民間の協働を後押しします。いわき市直営となった温泉給湯事業は、放漫経営にならないようチェックし続けます。

■世界の教育はすでに「自分の頭で物を考え、自分なりの答えを出す」【主体的・対話的で深い学び】【探究型の学び】に変わっています。小中学校の現場がそのように変われば、厳しい時代を生き抜ける子供たちが育ちます。内田市長の下で「学力向上アドバイザー」が全小中学校にきめ細かい指導を行っています。それを後押しし、「ひとづくり日本一」を実現します。

■少子化の進展に伴い、学校統廃合、部活動の地域移行が必要です。「子供たちの未来を開く」ことが最大のテーマです。発達上の課題を抱える子たちの未来を開くインクルーシブ教育、幼児教育の充実にも取り組みます。市議会で合意した家庭教育支援で、家庭の教育力を応援します。

■いわきが持つコンテンツを最大限に活用すべきです。

■サッカースタジアムは、いわき経済同友会の一員として提言をまとめました。国の「スタジアム・アリーナ改革」に沿って、「いわきFCのためのスタジアム」ではなく、「社会課題を解決するスタジアム」の実現を進めます。

■今や国内トップの指揮者となった「炎のマエストロ」小林研一郎さん。故郷いわきにその足跡を残し、高い芸術的価値を次世代に伝承する取組みを進めます。

■15年前から取り組んでいる星一・星新一という希有のキャラクターを活用した文化事業に取り組みます。

■全国から「聖地」と呼ばれるアリオスの文化活動を引き続き全面的に支援します。

■現代アートの収蔵で評価の高い市立美術館の価値を高めるよう取組みます。